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【アルキメデスの大戦】第140話のネタバレ&あらすじと感想

投稿日:2018年10月11日 更新日:

前回(139話)のあらすじは・・・
海軍省に入った数学の天才櫂直は対米開戦を阻止するため戦艦「大和」建造に舵を切った!櫂はマキコにロケット写真を複写する隙を与え、背広を引き取る。
次に警視庁の友人・前田大輝に頼み、衣装箱と写真についた指紋を照合。
一致したことでマキコの素性を確信した櫂は彼女を二重スパイにすると決める。
その頃、尾崎鏡子は尾崎造船への融資の為、望まぬ挙式をしていた。

【アルキメデスの大戦】第140話のネタバレ、あらすじ

 

二重スパイ

「時間ですのでまた明日…」
「今日はまたやけに早く退省したね」
「もしかしてコレですか?」
「それはありえるね」
「女にモテそうですからね」

それならそれで構わないが、最近行き先を告げず一人で動かれるのが気になる・・・

 

ディナーでの攻防

マキコが現れるのを待つ櫂。

綾部マキコはロケット写真を複写した。
それをスパイの仲介役に渡したに違いない。

相手はおそらく米国。

根拠は尾崎邸に出入りしていること。
尾崎造船は海軍との繋がりが深い。
海軍の情報を最も求めているのは列強の中では米国だ。

鏡子さんへの接近ぶりから考えて米国が裏で糸を引いていると思われる。

しかし状況証拠だけで決め付けることは危険だ。
今日ここで確たる証拠を掴んで米国のスパイであることをはっきりさせたい。

そして最終的に我が方の・・・

「お待たせしました」

現れたマキコ。

「こんばんは」
「お招き頂きありがとうございます」

「今日は一段と美しい」
「お褒め頂き光栄ですわ」
「今宵は心ゆくまで楽しみましょう」
「ええ・・素敵な夜になりますように」

この人を落とすことは簡単。
女性に対して脇が甘いことは調査済みよ。

『芸妓?』
『ええ・・芸妓を妻にしたいと願い出てるが許可が下りないとある将校さんから聞きました』
『芸妓を妻にしたいなんて浅はかな男ね。とても異例の出世をした海軍中佐とは思えない』
『男なんてそんなものですよ。頭がよくても下のほうは・・・』
『なるほど・・優秀でも色には弱いか』

ロケットの写真は大使館から絶賛された。
大きな期待を寄せられてる。
研究内容と進捗状況を聞き出せば私の重要度は更に増す。

スパイとして評価を高めるとともに私の願いも叶うというもの・・・

「乾杯!」

「お酒はお好きですか?」
「ええ・・・でもそんなに強くはありません。すぐに酔ってしまいますの」
「それも魅力のひとつです」

「そういえば・・・鏡子お嬢様の結婚式はても豪華でした」
「そうでしたか・・」
「あなたも出席されたということは披露宴は洋装で?」
「ええ」

「ウェディングドレスは手前どものお店で仕立てさせて頂きました」
「宝飾品などもさぞ高価なものだったでしょうね」
「ええ。指環は私がご用意して差し上げましたのよ」
「ほう。どちらで・・・」
「特別にティファニーから取り寄せまして」

「ティファニー。米国の?」

ハッとした表情になるマキコ。
焦りを隠せない。

「ティファニーをご存知でした?」
「なんとなく名前だけは・・・。数学の研究を米国で行いたいと考えていた頃に米国について調べたものですから」
「そうでしたか。驚きました。まさか日本の男性の方が・・・」
「いや。ただ知っているだけであとは何も・・・」

ドキッとしたわ。背中に汗が吹き出した。

そうか。指環をマキコが用意したのか。
品物は米国側が本国から選びマキコに渡したに違いない。

先程の私の一言でマキコは一瞬表情を強ばらせた。
今は平静を装っているが心中穏やかではない。

これで確信した!
綾部マキコは米国のスパイだ!

これくらいのことで疑われることはないと思うけれど念のため今後は気をつけないと・・・

よし今夜のうちに決着をつける。

 

マキコとホテルへ・・・

「ご馳走様でした」
「もう少しご一緒にいかがですか?」
「ええ。喜んで」

「よかったら二人きりになれる場所で」

完全に私の手に落ちたわ

さあ いらっしゃい
骨抜きにしてあげるわ

誘惑に弱い男と思わせて・・・・

心も体もメロメロにして
ロケットのことすべて聞き出してやるわ

綾部マキコを米国から寝返らせる

今夜 必ず!

 

 

【アルキメデスの大戦】第140話の感想

マキコが米国スパイであることを確信した櫂。

決着をつける為、ハニートラップを仕掛けるが、果たしてハニートラップを制するのはどちらか。

 

 

 

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