『それでも世界は美しい』最新話のネタバレ【132話】ニケの綺麗ゴト

椎名橙先生の『それでも世界は美しい』は花とゆめにて連載中です。今回は最新のネタバレ132話を書いていきたいと思います。

『それでも世界は美しい』の前回（131話）のあらすじは…

太陽王・リビと雨の公国公女・ニケはリビの気まぐれで結婚することに！最初は対立していた2人も惹かれ合い、共に生きる事を誓う。世界の破壊を防ぐため、メインシステムを目指す一行。悪霊との再会のため、約束である世界の破壊を実行しようとしているアル。

だが封印を解くと、悪霊はアルを覚えてはおらず、それどころかただのコマだと吐き捨てて、アルは絶望する。世界の破壊を進めようとする悪霊。一旦その場を離れようとしたリビ一行だが、ニケの心に誰かが語りかけてきて…！？

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『それでも世界は美しい』第132話　最新話のネタバレ

世界に何が必要か

ニケの頭に直接語りかけてくる声。

それだけを頼りに、今はひたすら進む。

しばらく歩くと開けた塔の内部に着いた。

一番上にある綺麗な石。

この塔が、求めて来た『メインシステム』で、石が起動装置らしい。

あれを操作できれば、破局コードを解除できる。

悪霊の力は破局コードの為強くなっており、厳しい状態だ。

それでも、破局コードの解除ができれば、また封印することが出来る。

時間がない。悪霊が開けた窓により、時空が歪んでいる。

その時、ニケの背中にいたアルが口を開いた。

アルは、涙をポロポロと流した。

世界が、自分を飲み込もうとしていて怖い。あの約束があったから、何とか生きてこれたのに、もうあの日は失われて、二度と会えない。

リビは世界を恐怖に落としたのはお前だ、と声を荒げる。

それも、自分の勝手のために…『お前なんか』という言葉が出た時、ツバイが後ろから怒鳴る。

それ以上言ったら許さないと、必死でアルをかばう。

ニケが口を開く。自分の事。見てきた世界や人々。段々と歌う内容が変わってゆく感覚。最初はリビのワガママで始まったニケとリビ。

だが今は初めにリビを想って歌っている事。何が正しいか？何が必要か？そんなの誰も分からない。

正しいとか間違いじゃなく、その“在り方”こそが“世界”で。望まれている人間なんて分からないから、同様に、いらない人間もいないと思う。

メインシステム

塔内部の一番上、虹色の水晶。起動装置に辿り着いた。

これを解除すれば…世界を救える。

分からないなりにやってみるニケ。

どうやらニケの声には反応がある。

ニケは歌った。すると、水晶の色が赤く変わった。

アルはその状況を見ながら思っていた。

破局コードの解除項目は出ている。

しかも最高権限のものばかり。

…心がイライラする。さっきの姫の言葉…

『この世にいらない人間はいない』

約束

アルがふと口を挟む。

歌詞が違う、左上が対応コードだ、と。

ニケは驚いた。

アルはゆっくり立ち上がる。

自分をここまで落としたやつらの望んだ通りになる事と、ニケの綺麗ゴトが気に入らない。

アルは証明するように言う。

この先を生きて、絶望して、同じセリフが言えるのか。

それでも私はいて良かった、と。

そういう世界だと。

ニケは、真っ直ぐアルを見つめ、必ず証明すると約束した。

『お前がいてもいい世界だって。何度でも。』

アルが歌詞を読み上げ、ニケがそれを歌にのせる。

起動装置が音を立てて動き出す。

悪霊の力が抜けていく。

開けられた塔の窓は再び閉められ、封印が成された。

『それでも世界は美しい』第133話最新話のネタバレ

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『それでも世界は美しい』まとめ

今回は『それでも世界は美しい』第132話のネタバレ＆最新話をお送りしました！

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