仲村佳樹先生の「スキップ・ビート!」は花とゆめに連載中です。268話は44巻収録予定。
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漫画『スキップ・ビート!』44巻267話のネタバレ&最新話!蓮の誤解
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「スキップ・ビート!」第268話ネタバレ&最新話!
決めつけないで
キョーコは悔しかった。
「まるで…見てきたみたいにっ!…決めつけないで!!!思いやりとか!優しさとか!アイツにアリ程も無かったのは包容力だけで、思いやりや優しさは持ってました!
不器用で、表現するのが下手なだけで、アイツにも、優しい所はあったんです!“昔は無かった”なんて、決めつけないで!」
運転席にいた社は固まった。
(反論するとこソコーーーー!?この状況でーーー!?)
心の中で大声でツッコむ。
閉じこもり
後悔…。
おバカさんなの!?私!
唯一反論できたのがアイツの優しさ!?
あんな情報いらないっての!
私が切に伝えたかったのは、声を大にして言いたかったのはただ1つ!
『勝手に決めつけないで!』
それだけだったのにっ…!悔しくてつい!
意趣返しみたいな感じに…
“揺れる”て何!?
“焼け木杭”て何!?
“元鞘”て何!?
戻る鞘なんて元からないでしょ!
家政婦&財布役でしかなかったっていう魂の叫び、信じてもらえて無かったの?
ともすれば!
あの惨めな同居時代にアイツと“そういう”関係を持ってたと思われてるわけ?
そんなのが根底にあるんじゃ、何を言っても響かないし、覆せないじゃない…!
涙が後から後から溢れる。
同席
ふと響いた機械音。
顔を上げると、目の前に古賀さん。
どう贔屓目にみても凹みまくってる人物と同席する?普通…
「えっと…何をされて?」
「メールの返事だけど?」
「今この状況で?」
「言っとくけど先にいたの俺だから。」
キョーコは驚きを隠せない。
古賀がリラックスしてる空間に、キョーコがフラフラと現れ、号泣し出したらしい。
申し訳なくなってきた。
「すみません…。昔から殻に閉じこもると、周りが見えなくなってしまうタチで」
古賀は興味無さそーに聞く。
「敦賀にいじめられた、とかなら面白いけど」
キョーコは固まる。それを見逃さない古賀。
「あ、当たり?やっぱ敦賀ってインケンなんだなー」
キョーコはさらりと否定した。
「あ、いえ、そういうわけではないです。」
「…そういうことにしとけば、俺の中の君の好感度上がんのに。世渡り下手だね」
おっしゃる通りだ。
その時、古賀にメールが届き、そろそろ全員集まるらしい。
慌ててキョーコも行こうとする。
古賀が止めた。
「今のアンタと一緒に行くなんざごめんだ。俺が泣かせたみたいだろ?」
キョーコはいい考えだとばかりにポンと手を叩く。
トップレベルの役者
古賀は言った。
「とにかくそのいかにもな顔をどうにかしろ。今まで泣いてましたと言わんばかりなヒデー顔だぞ」
たしかに。
キョーコはメイクをなおしてから行くことにした。
古賀が、振り返る。一言。
「残すなよ」
「…もちろんです。」
さすがソウルメイト。
トップレベルの役者の心得。
“何1つ 引きずるな。その感情は 今は綺麗サッパリ切り捨てろ”
「言うことにブレが無いわぁ…」
メイクを直し、キョーコはケータイを手に取った。
送迎は…
社のケータイがメールの着信を知らせる。
キョーコからだった。
『先程は、送ってもらっておいて、お礼も言わずにすみませんでした。頭を冷やしたいので、送迎はご遠慮させて下さい。我儘ばかり言ってごめんなさい。』
大きなため息をつく。
社は、胸が痛かった。
「スキップ・ビート!」第269話ネタバレ&最新話!
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『スキップ・ビート!』最新話のネタバレ【269話】恋愛音痴
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