『サタノファニ』第79話のネタバレ＆最新話！神崎をたおすパターンを7通り見つけた千歌

ヤングマガジン連載中の変態ギャグ漫画。

【サタノファニ】前回（78話）のあらすじは・・・

天童組組長達はメデューサを探しに来ていたが、仁の裏切りによりショーをしていた二人組の女性に捕まってしまう。一方、千歌は神崎に追い詰められていた。首を掴まれ、千歌の首を折ったら次は目の前で鬼ヶ原を倒してやると言われる。しかし、その言葉がきっかけで千歌が覚醒、100%となり、神崎の耳を一瞬で削ぐ。

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『サタノファニ』第79話のネタバレ！

千歌と神崎の差

「ぐうぅ…耳が…っ私の耳が…」

「てめぇっ」

覚醒した千歌曰く、耳は側頭筋に皮だけでくっついている独立したパーツであり、後ろから前に引っ張れば簡単に取れてしまうそうだ。

ヘンリー・ルーカスは「しの腕」と呼ばれる、たおす犯罪集団に所属し、殺しに関するあらゆるテクニックと人体構造を学んだと言われている。

神崎は千歌の気配が先ほどまでと全く違う事に気づく。

同じ人間か…？

（くそっ飲まれているのかこの私が！？ 今にもたおれそうなこんな小娘に…！？）

ここにきて二人に決定的な差が出た。

神崎はたおすことにおいて童貞ではない。これまでに数人をたおしてている。いずれも戦いの結果であり、勝利するためのたたかいだった。

神崎にとって闘いはプロレスの延長線上にあるものであり、力と力、殺意と殺意のぶつかりあいだったのだ。

だからこそ理解できなかった。目の前の満身創痍の少女の、穏やかな表情を。

殺人鬼にとって人を倒すこと日常であり、特別な決心はいらない。従ってそのきなく――…特に360人以上を殺したルーカスにとっては毎日の食事のようなものだった。

ルーカスの殺しに法則性はない。その場にあるものを駆使し、たおすことを得意としていた。

むなしい決着

千歌は今、目に入る全ての情報を瞬時に分析し、神崎をたおすパターンを7通り見つけていた。

神崎の性格や身体能力、現場の状況、狂気となりえる道具、それら全てを取り入れ、熟練の将士が何十手も先の「詰み」を探るように…

千歌が笑う。ぞれに触発され、神崎は腹に刺さったナイフを抜くと、「オラアアッ！！」と気合を入れて千歌に飛び掛かる。

果たしてこのまま神崎は千歌にたおされてしまうのか。それとも神崎が逆転するのか――

「確保ーーー！！」

突如声がしたかと思うと、神崎の体はY字棒で押されられる。

「…！？」

なんと神崎は船員たちに捕らわれてしまった。

とりあえず千歌は小夜子の元に。彼女たちは安心して抱き合う。

船長の高橋曰く、救難信号の笛が聞こえたと通報があったそうだ。

そう、合図用に小夜子に持たせたあれだ。どうやら千歌は船長が来ることまで計算に入れていたらしい。

終わってなかった決着

「うわああああ」

その時悲鳴が聞こえた。直後、船長は神崎に頭を掴まれる。部下は海に落とされたらしい。船長もそのまま海に落とされる。

闘いはまだ終わっていなかったのだ。

が、千歌はいきなり消火用の放水ポンプで神崎に水を浴びせる。

このまま自身をを水圧で船の外に突き落とすつもりかと神崎は思うが、違うらしい。船の消火ポンプは海水をくみ上げて使っている。つまり、真水ではない。

そして、海水は真水の何十倍も電気を通しやすい。

しかし、千歌の立っている場所にも水が溜まっている。

「だからどうした……てめえも感電するじゃねーか」

「電気はより通りやすい所を選んで走る」

千歌の立っている場所には神崎の壊した飲料水タンクの水も混じっていた。

「たおれろ」

神崎に電気を流す。感電した神崎は柵に倒れかかると、そのまま海に落ちていった。

「サメのエサになるのは、てめぇの方だったな！」

ホンモノは、ただ本能でたおす。

千歌、完全勝利！！

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