別冊フレンド3月号に掲載!
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「PとJK」第52話ネタバレ!
加害者と被害者
「被害者の顔も忘れたのか」
功太は目の前の男に言った。
男はブルブル震えだし、
「わ、忘れる訳…ありません。雰囲気が、変わってたので…すみませんでした!申し訳ありませんでした!!」
男は土下座し、頭を地面に何度もぶつけた。
依然、体中震えたままだ。
カコは、訳もわからず、その様子を見ていた。
どういう事かと功太を見ると、そこには恐ろしく冷たい目で男を見下す功太がいた。
「頭上げろ、鬱陶しい。お前の土下座に価値なんかねぇよ」
カコは理解が出来ずにいた。
その男は、カコが知る中ではいい人だったのだ。
「待って、何かの間違いだよ…。ちい先生は、真面目で優しくて、子供達からも保護者の方からも信頼されて…。」
「俺が、自分の親を殺した奴の顔を見間違うと思うか?何が職員だ、どのツラ下げて先生なんて呼ばせてんだよ?笑わせんな、人殺しが!お前なんかに預けられた子供は可哀想だな」
恐怖
「ちい先生??カコちゃん??」
ひとりの女の子がやって来た。
「先生のお手伝いしようと思ったの。…誰?」
功太に怯えている。
「カコちゃんの友達だよ!何でもないよ?中に入ってよっか!行きましょう、ちい先生。大丈夫ですから!」
「…鞄、とってくるね」
カコは振り返らずに言い、中に入っていった。
…どうしよう、怖い。
ちい先生じゃなくて、一方的に人を傷つける功太くんが、怖い……
でも、今誰より傷ついてるのは、ショックを受けてるのは、功太くんだ。
ちゃんと向き合わなきゃ。
消えない罪
功太の車に乗った。
走り出すと同時に、功太が言った。
「カコちゃん、ボランティアはもうやめてくれ」
「どうして…?やっと子供達も懐いてくれて、名前で呼んでくれるの。認められると、嬉しいし…。」
カコは、以前ちい先生に『君は絵本を読むのが上手いから』と言ってもらった事を思い出していた。
「分かるだろ?あいつに関わってほしくないんだ。」
「それは、分かるけど…やめなきゃ、だめなの?だって、真面目でいい先生だよ?私に何かしてくるわけじゃないし…」
「お前はあの男の何を知ってる!?あいつがどんな顔で親父を殺したか。俺の事を刺そうと近寄ってきた時の表情。知らないだろ!?
あいつの罪は消えない。…何で許せる?何で許そうとするんだよ。まるで俺が悪者みたいに…君は俺の味方じゃないのか!?」
カコは怖かった。
功太が、恐ろしく思える。
…どうしよう。
逃げたい。
鞄を握りしめた手に力が入る。
カタカタと、小さく震えていた。
「…悪かったよ。そんな、怯えないでくれ」
「ち、違っ!ごめんなさ…」
その時、カコのケータイが鳴った。
「あ、お母さんから…」
「心配してるんだろ。帰った方がいい」
カコは車を降り、母に電話をかけ直しながら歩いた。
2人は、離れた場所でそれぞれに頭を抱えて呟いた。
「脅かしてどーすんだよ…」
「逃げてどーすんのよ…」
安心
家に帰ると、カコの母が穏やかな笑顔で迎えた。
「あ、お帰り〜、カコ!」
カコも自然に笑顔になる。
「…ただいま!」
それでも今は、ただ安心の中にいたい。
「PとJK」第53話ネタバレ!
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『PとJK』14巻53話ネタバレ&最新話!精神崩壊寸前の功太
別冊フレンド4月号に掲載。 『PとJK』前回(第52話)のあらすじは・・・ カコは、警察官の功太とひみつの結婚生活をおくっている。「子供を守る仕事をしたい」という夢に近づく ...
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