大高忍先生の『オリエント』は少年マガジンにて連載中です。今回はオリエントの58、59、60話をお送りします。
『オリエント』前話(57話)のあらすじは・・・
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『オリエント』第55、56,57話のネタバレ&最新話!
大高忍先生の『オリエント』は少年マガジンにて連載中です。今回はオリエントの55,56,57話をお送りします。 『オリエント』前話(54話)のあらすじは・・・ 小隊長の座をか ...
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鬼の角はその硬度下回る刀気では何回攻撃してもダメージを与えられないが、兼竜のような硬度を上回る刀気で攻撃すれば一発でへし折れる。その後、倒したはずの口裂鬼がさらに100匹も現れるが、兼竜は臆する事もなく周囲を鼓舞する。
そして、刀気で作った鎖で鬼たちを一列に整列させ、一気に角をへし折っていく…。『おまえは武士として弱すぎる…』武蔵は兼竜の言葉を思い出していた…。
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『オリエント』第58話のネタバレ&最新話!
角をへし折る島津
―――淡路島 南西沿岸
兼竜はこの場の敵を一掃すると皆に指示を出す。皆はそれに対し「オオーーッ!!」と賛成をする…。
兼竜は武蔵に『おまえは武士として弱すぎる…』と言った。確かに彼は武蔵より強い。
………しかしなぜこの人はこれ程までに強いのか。
鬼退治の年季の差だろうか。彼はそもそも大人の武士なのだし、武蔵も経験を積めば彼のように角を折れるようになるのでは…?
と、今ので鬼の角の硬度が分かったはずだから、自分こそと思う者は前線で戦うように言う。すると……
…なんとあの島津秋弘が前に出て、鬼の角を蹴り折ったではないか!!
島津も兼竜のように刀気のようなものを纏い、宙に浮いていた。
………武蔵は衝撃を受ける。
兼竜ならまだしも、島津はあくまで剣の技量が武蔵を上回っているだけで、そこまで自身と差があるはずは……
島津にあって武蔵にないもの
雉之介は彼との差を実力差だと評す。そしてあっちについた方が出世できそうだと言って、さっさと武蔵から離れようとする。
一体実力差とはなんなのか。雉之介は島津を指さし、武蔵と違って刀気を星座のように繋いで戦っていると言う。
確かに周りをよく見れば、島津や兼竜だけでなく他の武士もそうしている。皆2~3人でまとまって戦っているようにも見える。
そう、口裂鬼のように角の硬度が硬い鬼もいるので、一人ではなく大勢の刀気を束ねて戦っているのだ。
雉之介に説明されてようやく理解する武蔵。どうやら彼は知識だけは豊富らしい…。
そもそも鬼は人間より格段に強いのだから、人間側は戦い方を工夫する必要があるのだ。
鬼は人間以上に大勢で群れる化物ではあるが、幸い鬼には知性がない。…つまり、他の鬼と連携して行動することはできないのだ。
それに対し、人間は軍議で作戦を立てて共闘することができる。それこそが『武士』の強み……。
戦っている一人の武士が「もっと力を集めろ!」と言っているのを見て、武蔵はあの時の女も同じことを言っていたのを思い出す。
例え武士が虫ケラのように弱くとも、その力を幾重にも重ねれば、星座のように連なって流星群の熱さで敵を薙ぎ払うのだと………。
その女も、今のように武士たちの力を集め、空に星座を描いたのだった…。
武士…いや人間の底力
―――人だけにあり、他の種族にはない能力が存在する。
それは星座のように『他人と繋がる能力』だ。
動物の中にも猿や狼やアリなどのように社会性を持ち、仲間同士で助け合う種もいる。
だがその助け合いの範囲はごく近い血族同士に限られ、それ以外は同じ種族でも敵同士になってしまう…。
しかし、人にはそれができる。
他の動物のように体が頑丈なわけでも、鋭い牙や爪のような攻撃手段を持ち合わせるわけでもない人類だけがなぜか手に入れた謎の力。
空を武士団たちが多い、巨大な星座となって大量の鬼たちの上空を制する。
小さな無数の個が集まり、巨大な一つになろうとする…強烈な引力!!
島津はそのまま鬼鉄刀で鬼の角をへし折る。そして、今回は尼子たちは逃げなかったと呟く…。
ハッとして武蔵が見ると、尼子たちは鬼の足止め役をしっかり果たしていた。尼子はそれが「武士団」だと島津に返答する。
彼らは思考停止していたのでも、島津が怖かったから従っているわけでもなかった。そう、目的のために一緒に戦っているのだ。
それに対し、自分は…!?
………ただ一人で不貞腐れ、粋がっていただけだ。
そんな自分は―――
武蔵「だめじゃん…!!」
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『オリエント』第59話のネタバレ&最新話!
角をへし折る島津
―――淡路島 南西沿岸
兼竜はこの場の敵を一掃すると皆に指示を出す。皆はそれに対し「オオーーッ!!」と賛成をする…。
兼竜は武蔵に『おまえは武士として弱すぎる…』と言った。確かに彼は武蔵より強い。
………しかしなぜこの人はこれ程までに強いのか。
鬼退治の年季の差だろうか。彼はそもそも大人の武士なのだし、武蔵も経験を積めば彼のように角を折れるようになるのでは…?
と、今ので鬼の角の硬度が分かったはずだから、自分こそと思う者は前線で戦うように言う。すると……
…なんとあの島津秋弘が前に出て、鬼の角を蹴り折ったではないか!!
島津も兼竜のように刀気のようなものを纏い、宙に浮いていた。
………武蔵は衝撃を受ける。
兼竜ならまだしも、島津はあくまで剣の技量が武蔵を上回っているだけで、そこまで自身と差があるはずは……
島津にあって武蔵にないもの
雉之介は彼との差を実力差だと評す。そしてあっちについた方が出世できそうだと言って、さっさと武蔵から離れようとする。
一体実力差とはなんなのか。雉之介は島津を指さし、武蔵と違って刀気を星座のように繋いで戦っていると言う。
確かに周りをよく見れば、島津や兼竜だけでなく他の武士もそうしている。皆2~3人でまとまって戦っているようにも見える。
そう、口裂鬼のように角の硬度が硬い鬼もいるので、一人ではなく大勢の刀気を束ねて戦っているのだ。
雉之介に説明されてようやく理解する武蔵。どうやら彼は知識だけは豊富らしい…。
そもそも鬼は人間より格段に強いのだから、人間側は戦い方を工夫する必要があるのだ。
鬼は人間以上に大勢で群れる化物ではあるが、幸い鬼には知性がない。…つまり、他の鬼と連携して行動することはできないのだ。
それに対し、人間は軍議で作戦を立てて共闘することができる。それこそが『武士』の強み……。
戦っている一人の武士が「もっと力を集めろ!」と言っているのを見て、武蔵はあの時の女も同じことを言っていたのを思い出す。
例え武士が虫ケラのように弱くとも、その力を幾重にも重ねれば、星座のように連なって流星群の熱さで敵を薙ぎ払うのだと………。
その女も、今のように武士たちの力を集め、空に星座を描いたのだった…。
武士…いや人間の底力
―――人だけにあり、他の種族にはない能力が存在する。
それは星座のように『他人と繋がる能力』だ。
動物の中にも猿や狼やアリなどのように社会性を持ち、仲間同士で助け合う種もいる。
だがその助け合いの範囲はごく近い血族同士に限られ、それ以外は同じ種族でも敵同士になってしまう…。
しかし、人にはそれができる。
他の動物のように体が頑丈なわけでも、鋭い牙や爪のような攻撃手段を持ち合わせるわけでもない人類だけがなぜか手に入れた謎の力。
空を武士団たちが多い、巨大な星座となって大量の鬼たちの上空を制する。
小さな無数の個が集まり、巨大な一つになろうとする…強烈な引力!!
島津はそのまま鬼鉄刀で鬼の角をへし折る。そして、今回は尼子たちは逃げなかったと呟く…。
ハッとして武蔵が見ると、尼子たちは鬼の足止め役をしっかり果たしていた。尼子はそれが「武士団」だと島津に返答する。
彼らは思考停止していたのでも、島津が怖かったから従っているわけでもなかった。そう、目的のために一緒に戦っているのだ。
それに対し、自分は…!?
………ただ一人で不貞腐れ、粋がっていただけだ。
そんな自分は―――
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『オリエント』第60話のネタバレ&最新話!
武蔵、勘違い野郎
………武蔵たちを乗せた淡路島作戦第一陣の船団は任務を終えて帰還する。
兼竜は、第二陣・第三陣が淡路島内部に潜入して持ち帰った情報を元に、2日後に全軍をあげて鬼神討伐の乗り出すと指示を出す。
決戦を控えた休息の最中、武蔵は……
―――失意のうちに膝を抱えていた…
無事に帰還できたにも関わらず、彼は落ち込んでいた。帰りの船で島津たちにこき下ろされたのだ。
流石に心配そうな表情で見るみちる。
―――帰りの船。
武蔵は鬼鉄刀の連携の使い方を知らないと明かし、島津小隊は呆れていた。それなのに自分たちに突っかかってきたのだ。
尼子たちやみちるからも軽蔑の眼差しを受ける。彼は知らなかっただけなのだが、今更仲間に入れて下さいと言えない…。
いや、言おうとしたが、島津がもうその雑魚は使い物にならないからいないものとして扱うよう言ってしまう……。
他の島津小隊のメンバーも同調し、勘違い野郎呼ばわりして立ち去っていく。
尼子の励まし
―――現在。
確かにそう言える…。武蔵は自分の理論で上下関係などないと言ったが、そんなものは実際に戦場では通用しなかった。
上官の命令に逆らって味方同士で揉めていたら命取りになる。事実、兼竜はちゃんと仕切っていた。
尼子たちもそれを知っていたのだろう…。なのに何も知らない新参者の自分が偉そうに説教を垂れるのをどう思ったのだろう…。
………きっと本来はこうなっていたに違いない。
武蔵が「みんなで話し合おうぜ!」と言ったのを、呆れた目線で見る尼子たち。
先ほどと同等に勘違い野郎呼ばわりされ、尼子に至ってはなんと島津と同じく「クソガキ」呼ばわりしてくる。
みちるを頼っても、彼女も武蔵を最低のクソガキ勘違い野郎と罵倒―――
その様を想像して震える…。
―――夜。
上杉武士団 紫龍城 兵舎
そこでは沢山の武士たちがガヤガヤ騒いでいた。
そこから離れた場所にポツーン…と一人でいる武蔵。彼は…すっかり英気が落ちていた。
もうここを去ろうかと考えている。確かに自分は戦力にならず足手まとい。戦闘もこれから激しくなるし、小次郎やつぐみを捜して出ようか……。
…ちなみに島津は離反者は即斬首と言っていたが、戦力に数えられてないとはいえ大丈夫なのだろうか。
………と、その武蔵の肩を後ろからポンッと叩く者が。
尼子勝巳だった。
出ていくつもりの武蔵を引き留める。
尼子は脱走兵は裁かれると忠告する。やはりいないものだろうと関係ないらしい…。
何となく放っておけなくなり声をかけたそうだ。
実際尼子も武蔵の気持ちは分かるとの事。彼も決闘で島津に敗北したとき、武蔵同様恥をかかされたのだ…。
それでも武蔵は何度も尼子たちをかばおうとしてくれた。その気持ちは本物のはず。
それに鬼鉄刀について無知だろうと、知識を蓄えれば可能性が開けるかもしれない―――
尼子「君は強くなれる! 僕の居合を止めたんだから…絶対だ!」
再起した武蔵
武蔵は彼の事を「超…いいやつだな…!!」と評す。自分の事を励ましに来るなんて面倒見が良すぎだと…。
尼子は嫡男らしく、同い年なのに自分と違って包容力のある彼を武蔵はつい仏のように拝んでしまう。
だが尼子は跡取りが小隊長にもなれないようでは困ると自虐する。
武蔵がちょっとしつこくその理由を聞き出すと、尼子は淡路島は自分の故郷だと言う。
尼子武士団は淡路島を拠点に細々と暮らす小さな武士団。鬼の侵攻で帰る場所を失ってしまったらしい…。
だから取り戻すために隊を指揮して全力で戦いたかった………武蔵も故郷を鬼に支配されたから同じようなものか。
それだけ伝えると、尼子は立ち去っていく―――。
彼には彼なりの戦う理由があった。では自分は? 親父さんの情報のためでも、上杉武士団に捕まったからでもない。
『最強の武士団作ろうぜ!』
このまま負けて馬鹿にされたままでいいのか…?
―――首実験処。
ここでは順番に鬼鉄刀に吸収した『鬼鉄』を提出して秤にかける。
島津小隊の番となるが、武蔵が一人足りない。とうとう逃げたのか―――
「第一小隊欠員ありません!」
なんとそこに武蔵が現れる。
この先小次郎・つぐみと戦うためにも今強くならないと。ダサくても恥かいてもいい…。
もう決めた。とことんやってやる!
そして勝巳のお陰と、彼の事を拝む。尼子小隊はそれを理解できず、何なのか分からない。
だがみちるは武蔵を見直したような目をしていた―――。
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『オリエント』第60話の感想、考察
とりあえず武蔵が立ち直ったようでよかったですね。
私が理想として想像した流れとしては、
武蔵「ごめん、俺が間違っていたよ」
島津「クソガキはクソガキなりに分かればいいんだ。尼子の部隊に入れて貰え」
尼子「かばってくれてありがとう。ぜひ入ってくれ」
武蔵「ありがとう!」
というのを想像していたのですが、流石にこうはなりませんよね…。
しかし武蔵がかばった尼子のお陰で立ち直れたようですし、よかったですね…!
この後はどうなるのでしょうか。逃げなかったとはいえ、武蔵はもう戦力外通知を突き付けられたわけですし…。
島津は彼を認めないと思うので、やはり尼子の部隊に入れて貰うのでしょうか…?
そして島津の部隊は犬田八咫郎に敵うのでしょうか…!?
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『オリエント』第61話のネタバレ&最新話!
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『オリエント』第61、62、63話のネタバレ&最新話!
大高忍先生の『オリエント』は少年マガジンにて連載中です。今回はオリエントの61、62、63話をお送りします。 『オリエント』前話(58、59、60話)のあらすじは・・・ 無 ...
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まとめ
今回は『オリエント』第58、59、60話のネタバレ&最新話!をお送りしました!
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