コナリミサト先生の『凪のお暇』(なぎのおいとま)はエレガンスイブにて連載中です。今回は32話(前半&後半)の最新話を書いていきます。
『凪のお暇』前話(31話)のあらすじは・・・
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『凪のお暇』第31話のネタバレ&最新話!うららの母改め、みすず
コナリミサト先生の『凪のお暇』(なぎのおいとま)はエレガンスイブにて連載中です。今回は28,29,30話の最新話を書いていきます。 『凪のお暇』前話(28,29,30話)のあらすじは・・ ...
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龍子は無事大企業に転職でき、恋人も出来たので凪に礼を言う。うららの母・【みすず】にも感謝を述べ、スナック『バブル』で桃園にもマジックを披露したりと順風満帆……かに思われたが、凪は何かに焦って畳み込もうとしているように思える。凪は【縁田】という転職アドバイザーに相談していたが、凪の母がそろそろ会いに来る時期…。
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『凪のお暇』第32話(前半)のネタバレ&最新話!
面接結果
赤や茶といった落ち葉が舞う。それを車輪で踏む時の乾いた音の心地よさ。その音をアワーパップポイントに冬を楽しむ、そんなライフハック。
面接官「では次の面接の方、お入り下さい」
凪「はい!失礼します」
名前を聞かれ、大島凪と答える。あれから凪は転職を目指し色んな会社を受けている。そう、視野を広く持って……
縁田「誠に以って遺慨でございます!!」
「大隈様のような」と相変わらず縁田に名前を間違われたりと、無論、順風満帆なことばかりではないが…
大隈の経歴を聞かされながら、今回は残念だったが縁田には本当に感謝していると感謝の言葉を述べる。なにせいくつか最終面接に漕ぎつけられているのだ。
意外と働き口は数多あった。条件さえ落とせばちゃんと見つかるものなのだ。贅沢は言ってられないものだ。もっと目に見える資格など取っておけばよかったとも思う…。
ゴンとの再開
だが、凪は真っ白な自分を受け入れた。このお暇で学んだ事だ。自分探しってきっと、自分の置き所探しなんだって。それを知れたから大丈夫。
だから大丈夫――
ゴン「信号、渡らないの凪ちゃん」
凪「ってわわっ、ゴンさん!?」
どうやらボンヤリ空を見上げ、信号が変わってしまったようだ。仕事も決まりそうで、このお暇もおしまいになりそうだ。
と、信号が青に変わったので、ゴンは駅がこっちだからと凪と別れる。その間際にゴンは何か言おうとしたようだが「やっぱなんでもないかも」と言うのを止めてしまった。
エリィはその頃、服屋で働いていたのだが、いきなりゴンに抱き着かれて驚く。今の自分ではあの子に何もできないなどと言い出したゴンを剥がして欲しいと店長に頼むエリィ。
凪の焦燥感
凪はうららにも仕事が決まりそうだと話す。もう遊べないのではと言う彼女に残業なども殆どない所を選んでいると言って安心させる。
毛糸の指編みをうららとしていたが、なんとうららは全て解いて一からやり直すと言う。ほころびが出来るより、一から作り直した方がいいのだ。
それにしてもうららはまだ小学生だから若くていい。無限の若さを感じると言う凪。だがうららはその羨望には肯定的ではない。何者かになるにはまずそれを見つけ、さらに努力の積み重ねも必要だ。若いからって可能性は無限大ではない。
しかし自分よりは可能性はあるだろう。何せ28歳にもなるのだから。「そうなの?」と言ううららに「そうなんだと思う」と言う。
それから凪はどんな職場でどんな人達に囲まれているのか全く想像できなかった。一体自分は何に焦っているのか。それが母の来る日である事に凪は気づいた。
とりあえず玄関で座り込み、おばあさんにレイトショーを誘われたのでそのまま特等席に…。
『凪のお暇』第32話(後半)のネタバレ&最新話!
豊かなおばあさん、吉永
大島凪、28歳にして人生初の家出。独り暮らしのその部屋からの避難先は、一階上にスライドした202号室のあのおばあさん・【吉永】の部屋。
ストーブを付けて貰い、暖まる凪。吉永は部屋散策でもしていてと言う。
部屋を見渡すと、目の前には真っ赤な可愛いストーブ、アンティークのものや素敵な花柄の壁紙など、丁寧に選ばれたものばかり。
所で寝るスペースが見当たらないと凪が言うと、吉永は押入れのカーテンを開けてみるよう言う。
吉永「上段が私の寝床」
凪「キャーーーッッ」
そう、誰もが一度は憧れるドのつく彼の寝床。寝そべってみていいと言われるので寝てみる。布団は低反発でフカフカだ。
珈琲は要らないかという吉永に白湯を貰えないかと言うと、彼女はカツオ節をたっぷり珈琲フィルターに入れ、お湯で抽出してくれる。
吉永「はい、御出汁ドリップ♬」
凪「わっわわわっ」
旨味がしっかり胃に染み込む。刻んだコンビや干した野菜の葉をブレンドしてもOKだ。
そんな吉永は豊かだ。初めて部屋を拝見させて貰った時からそう思っていた。そう吉永に伝え、「それに比べて自分なんか」とこの歳で家出した事を卑下すると……
それぞれの人生という映画
吉永「そんな家出の原因は親御さんとの確執かしら?」
凪「えっ!?」
当てられて驚く凪。少女の家出の原因など98%それだと言う吉永。それについて話そうとする凪に無理しなくていいと伝え、それよりオールナイトレイトショーの幕を切ろうとDVDをたくさん用意する。
トランプみたいなノリで選べばいいと言われ、とりあえず一つ選ぶ。凪は上映が始まると、吉永になぜ映画が好きなのか聞いてみる。
吉永「そうね、私はただ、ほんの数時間着席してるだけで誰かの人生を視かんできるのがたまらない快感なの」
人生そのものを映画と捉えてみると分かるだろうか。脚本も監督も全て自分、地球上の生物の数だけつねにロード中だ。
その頃、慎二は同僚らとタクシーで移動していた。先方の酒量が多く大変だ。慎二は体勢を崩し、隣の円の手に触れてしまう。
慎二(……に、かこつけてえ)
小指で円の手をくすぐる。しらっと一瞬なったかと思うと、円は慎二の小指に自分の小指を絡める。
慎二(こ、こいつ……手練れとる、話が早くてエローい)
そのタクシーがいる場所の近くで、エリィがおしゃれな居酒屋でゴンと食事していた。ゴンはエリィにある子といると、なんだか胸もぎゅっとするし、これは病気なのだろうかと訪ねる。
エリィは「えっとバカなの?」とそんなの決まっていると言い……
エリィ「こ」
ゴン「こ?」
エリィは苦々しい顔をすると、「濃い目のバイスサワーくださーい!!」と大声で頼む。絶対教えるつもりなどない!
新しい朝が来る
凪と吉永の方では、選んだ映画の上映が終わっていた。ドラマティックな内容だった。もし自分が主演の映画があったら、つまらなすぎてみんな即退場するんだろうなと言う凪。
行動範囲も狭くて画も映えず、六畳一間で一人で焦ってぐるぐるしているだけの。
だがそれでいいじゃないと吉永は言う。道にいる鳩だって、人によっては可愛くもホラーにも見えるだろう。
そんな吉永にも、時々胸がぎゅっと詰まる映画がある。見えない大きな力に体裁を整えさせられた映画だ。
大人の事情によって歪められた映画は、エンドロールでアラーッとなる
吉永「でもその手の産物もセクシーっていうか」
凪「嫌です」
凪はそんな映画を見たくないと言う。そんな映画のような人生を凪は何度も繰り返す。そんな自分に飽きたのに。そんな人生から降りるのは無理なのだろうか……
吉永「そんなの簡単よぉ。ただ停止ボタンを押して、ディスク入れ替えちゃえばいいのよ」
凪はそんな無礼な事をしてもいいのかと問うが、たかがミニシアター、好きにすればいいのだ。それに吉永曰く、突然のジャンルの鞍替えで名作を生む監督は多い。
凪はそれを聞き、「ぬか漬けと闘います」と宣言する。未開拓のジャンルだ。
それから夜明けまで映画を上映し、そのままラジオ体操までする。吉永は「豊か」と言ってくれた事が嬉しかったようだ。新しい朝は来る、何度でも。
こんな風に、それぞれの朝が来てるんだろうか。ゴンは酔いつぶれたエリィを運び、慎二は円とホテルだ。
凪はそれから縁田に謝り、もう少し時間をかけて考えたいと言う。相変わらず凪の苗字を間違える縁田に、自分の名前は「大島」だと伝える。
転職エージェントの利益は、顧客の転職先での年収からのパーセンテージ。縁田は自分の利益のために凪を大企業に押し込もうと考えていたらしい。
それぞれが生きている。それぞれが粋だと思うそのジャンルを。
『凪のお暇』第33話のネタバレ&最新話!
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『凪のお暇』第33話のネタバレ&最新話!どこにも行けない夕
コナリミサト先生の『凪のお暇』(なぎのおいとま)はエレガンスイブにて連載中です。今回は33話の最新話を書いていきます。 『凪のお暇』前話(32話)のあらすじは・・・ 凪はあ ...
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『凪のお暇』まとめ
今回は『凪のお暇』第32話のネタバレ&最新話!をお送りしました!
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