玉島ノン先生の『モエカレはオレンジ色』はデザートに連載中です。
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『モエカレはオレンジ色』29話ネタバレ&最新話!絵が下手な姫野さん
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「モエカレはオレンジ色」第30話ネタバレ&最新話!
クリスマスパーティー開始!
子供たちも全員集まり、クリスマスパーティーが始まった。
萌衣が作った料理を、皆美味しそうに頬張っており、笑顔溢れる空間だった。
その楽しそうな様子に、萌衣は心から嬉しく思った。
「さぁ、みんなー!今日はみんなの為にサンタさんが来てくれました!大きい声で呼んでね!」
「「「サンタさーん!!!」」」
サンタさん登場
扉を開けて、出てきたのはサンタに扮した恭介。
ダークなオーラを纏い、笑顔はない。
消防士仲間は全員笑いをこらえていた。
(あいつら許さん…!押し付けやがって…!)
そんな中、萌衣はトキめいていた。可愛いっ……!新鮮!
可愛い蛯原さんもいいなー♡♡♡早速サンタさんイベントが始まった。
サンタさんにお願いや、夢や目標などを聞いてもらえたり、記念に写真撮影もできる。
子供たちは次々に手を挙げ話し始めた。
「こらこら、サンタさんはいっぺんには聞けねーぞ。1列に並べよー。順番だ。走るなー。転ぶぞー。転んだらイテーぞ。俺は逃げないから焦らなくていいんだよ」
恭介サンタはソファに座り、偉そうに言う。
だがその言葉には優しさがあり、1人1人とちゃんと話し、膝に乗せて耳を傾ける姿を見て、萌衣は素敵だなと感じた。
リュウのお願い
萌衣の弟の、リュウの番になる。写真を撮ると、リュウは膝から降りた。恭介サンタが呼び止める。
「おい、願い事は?」
リュウは萌衣を見て、恭介サンタに向き直り、言った。
「んーん、サンタさん。おれ何にもいらないから。おれのねーちゃんが頑張ってるので、プレゼントあげてください!」
恭介サンタは、優しくリュウの頭を撫でて、「任せとけ」と言った。
パーティーは瞬く間に過ぎていった。あっという間に終わりの時間になる。サンタさんも退場だ。
「そんじゃあな、おまえら。毎日、手洗い・うがい忘れんなよ」
「「はーい」」
「聞こえねーぞ!!!」
子供たちは姿勢を正し、大きな声で言いなおす。
「「はーい!!!!」」
同僚から、体育会系サンタだとからかわれ、子供が懐いてんのなんで?と不思議がられる恭介サンタ。
本当は優しい人だって、子供には分かっちゃうからなぁ…
萌衣は、優しい笑顔で恭介を見ていた。
だ、が…。子供たちはまとわりつき、質問攻め。身動きすら取れない。
その場にいる全員が思う。いや、モテすぎ。
「萌衣、悪ぃ、収拾つかねーから先帰るぞ」
「あ、ハイ!」
恭介サンタが帰り、パーティーも終わった。片付けは萌衣が自分がすると言い、用事のある何人かは帰っていった。
天然の思わせぶり
紗弓も今日は早く帰らなきゃならないらしい。風間も帰ると言う。
萌衣は紗弓に耳打ちした。
「ホラっ!途中まで一緒に帰れるじゃん!」
紗弓は赤くなる。風間と紗弓は並んで歩いた。
「そういえば、紗弓ちゃん、朝から思ってたんだけど。今日可愛いね」
風間は、笑顔で言った。紗弓は真っ赤になり、ドキッとする。
「髪下ろしてるの初めて見た。いつものお団子も可愛いけど、下ろしてるのも女の子らしくていいね」
(また、平気で思わせぶりなコト言う…)
「風間さんも、今日はいつもと違う香りしますね。いい匂いだなって、思ってました」
風間も、赤くなる。勝負はまだまだこれから!!
紗弓は思った。その頃。片付け中の萌衣と姫野。姫野は、ポケットから紙袋を取り出して萌衣に渡した。
「この間のお礼。メリークリスマス」
「お礼なんていいのに!」
恐縮する萌衣だが、気にしなくていいから、と言われ開けると、ホットケーキの形のピアスだった。
可愛いー♡とはしゃぐ萌衣。耳にあて、どうですか!?と聞いてみる。
姫野はそっと顔を近づけ、耳をに触れて目を見つめ、
「うん、可愛い。似合ってる」
と笑った。ドキッとする萌衣。姫野さん…、なんか王子っぽさ上がってる…
リュウが帰りたいと言いだしたが、片付けがまだ残っている。姫野が送ってくれる事になった。
今日の感想を聞くと、リュウは満面の笑顔で言った。
「すっげー楽しかった!ご飯美味しかったし!サンタかっこいーし!」
「よかったな。お姉ちゃんのお陰だね」
「うんっ!ありがとー!ねーちゃん!!」
萌衣の瞳に涙が浮かんだ。
「どういたしまして」
いいクリスマス会だったなぁ。今年はお父さんがいないから、寂しくないわけじゃないけど。
みんなのお陰で成功して笑顔もいっぱいだった。
ハグ
荷物を入れたバッグを持ち、街を歩くと、そこかしこにいるラブラブなカップル達。
いいなぁ…♡
そう思いながら歩いていると、道の先にサンタが座っている。恭介だった。
「…っ蛯原さん!?どうしたんですか、帰ったんじゃ…?」
「リュウの頼みだから。欲しいモンあったらいいな。今ならひとつ聞いてやるから」
戸惑う萌衣に、あと10秒!とカウントを始める。
「えぇ!?えーっと、えーっと、じゃあその…ハグ……とか〜〜」
「何言ってんだ。お前」
バッサリ言う恭介。萌衣は、笑って言った。
「ですよね。…欲しいものなんて、別にないんです。だって今日はリュウも喜んでくれたしとっても楽しくて満たされてるからこれ以上なんて望んだらバチあたっちゃう」
恭介の心が動く。優しい空気に包まれ、温かな気分になった。自然と手が伸び、萌衣を抱き寄せる。
「…頑張ったな」
2人の鼓動が高鳴る。萌衣は回された恭介の腕を握り、
「あったかい…」
と呟いた。恭介の心臓がさらにドキンと鳴った。萌衣からバッと離れ、サンタ帽をとり、赤い顔のまま俯いて言う。
「…リュウの頼みだからな」
萌衣の大きな荷物を持ち、ふり向いて歩き出す。
「とっとと帰るぞ、さみーから」
「サンタさん、今日はありがとうございました」
「もうサンタじゃねーよ」
お父さん。今年も、あったかくて嬉しいクリスマスになりました。
出動!!
朝の時間。準備や掃除など、話しながら思い思いに過ごし、神棚に向かって今日1日の安全祈願をする。その時だった。鳴り響く緊急ベル。
「救助活動!明星救助特命出動!場所、◯◯高速道路下り 柏原IC付近!乗用車とトラックの交通事故!乗用車内部20代の要救助者一名!」
バタバタと足音が去り、隊員が向かった後。地図を広げて場所を確認し、署長は眉をひそめた。舌打ちをし、1人呟く。
「あの場所か…」
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