藤沢もやし先生の御手洗家、炎上するはKISS（キッス）で好評連載中です。今回は27話の最新話のネタバレを書いていきたいと思います。
『御手洗家、炎上する』の前回（26話）のあらすじは・・・
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『御手洗家、炎上する』最新話のネタバレ【26話】真希子ＶＳ葛木
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葛木が真希子の暴言の音声データを拡散したが、音質が悪く真希子本人だと決定づけるものではなかった。だが世間はざわつく。この状況に真希子は荒れ、杏子に葛木を黙らせるよう命令。杏子は葛木の裏の顔を調べ上げて脅し、ツイートを削除させるのだった。
真希子に命令されたとはいえ、そんな自分が嫌になった杏子は、久しぶりに希一と再会。希一に協力を要請する。そんな中、真希子の元に一件のDMが送られてくる。
そこには真希子の過去と繋がっている“ムジナ”と名乗る人物が開設したブログのURLが貼り付けられていた。そこには“M”の過去を告白すると書かれていて…。
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『御手洗家、炎上する』第28話のネタバレ＆最新話！
きっかけ
真希子がｗｉｘｉで自分を偽るようになったきっかけは、友人である皐月の家に遊びに行った際にたまたま自分の鞄に入って持って帰ってしまったダイヤのイヤリングだった。
ためしにそれをつけてみるとなんともいえない高揚感を感じ、誰かにみてほしくてｗｉｘｉの日記にアップしたところ、いつもの10倍の閲覧数になり、その感覚が忘れられなくて今度は皐月の家からネックレスを持ち出した。
拝借するものはいつしか貴金属からバッグに変わり、洋服に変わった頃にはもう取返しがつかなくなっていたのだった。
そしてその時の真希子を知る人物・ムジナ。そのムジナがネット上に現れた。クレアはムジナのブログを見つけ、それを柚子へ報告。
クレアはムジナのブログを見て、先日の葛木が仕掛けた真希子の騒動で触発され、真希子のなりすましを暴露するつもりで書いているのだろう、と予測した。
真希子に気付かれる前にムジナとコンタクトを取ろうとするが…。
真希子と“エリーゼ”の過去
真希子はＵＲＬが送られてきたムジナのブログを見て不安に駆られていた。そしてムジナのことを思い出していた。
ムジナはエリーゼのブログの熱心な読者で、何度も真希子に会いたいとメッセージを送り、あまりのしつこさに一度会えば納得すると考えた真希子。
そしてムジナは真希子にファンミーティングをしてほしいとお願いをする。
断る真希子だったが、ムジナは自分のように“エリーゼ”に憧れている人は大勢いる,
だが中には“エリーゼ”の日記が創作じゃないかと疑っている人もいる、自分たちの憧れの“エリーゼ”がこの世にちゃんと存在することを証明したい、と真希子に力説をする。
ムジナの気迫に押され、それなら一回だけ…と真希子はファンミーティングを引き受けることに。
だが実際にファンミーティングを開いてみると、自分への惜しみない声援や羨望の眼差しを一身に浴びるその快感は強烈で、二回目、三回目と、ファンミーティングを真希子自ら開催するようになっていった。
表面上では皐月と仲よく接していたが、皐月の家に遊びにきては服や宝石を物色していた。
そして真希子はファンミーティングで皐月から聞いた悩みの話をまるで自分のことのように話す。
それも、自分が皐月ならこうしている、といった脚色を混ぜながら。
自分なら皐月の人生をこんなにも楽しく生きられるのに、と皐月に成り代わりたいという欲がどんどんと大きくなっていった。
そんな中、“エリーゼ”を演じている真希子に対し、ムジナは細かいことを指摘してくるようになる。
ムジナは“エリーゼ”の言った事を一言一句覚えていて、常に“エリーゼ”の挙動を観察していた。
気を抜けば自分の正体を見透かされそうだと、真希子はムジナに恐怖を感じていたのだった。
ムジナに見透かされないようにとエステなどで自分にお金をかけたり、ムジナとの会合の際に奢っていたお茶代などで、どんどんと借金が増えてくる真希子。
どうにも首が回らなくなり、皐月の宝石を盗み、質屋で売る。
その際に真希子は、このままだともっと駄目になる、もうやめよう、ちゃんと自分の元の人生に帰ろう、と考えるのだった。
だが朝から晩まで頑張って働いても得られるものは月数十万円。
これが自分の人生、その程度の人生、だと思うとやるせなかった。
そんな中、皐月から悩みを相談される。
義姉たちから娘の杏子を多額の寄付金を払ってお嬢様校へ入れることを勧めれらたが、杏子のためにならないから断ろうと思っているという内容だった。
お金で手に入るものなんてくだらない、と話す皐月。
その答えに真希子はイラつき、心の中で皐月の首を絞める。
全部皐月から奪い取り、自分と同じ思いを味わわせてやりたい、と思うのだった。
そして真希子は結局“エリーゼ”を演じることはやめられず、借金は増え続けたのだった。
自分でもいけない事なのは分かっていたが、どれだけ頑張っても報われない自分の人生でこの夢を見続けなければ生きていけなかったのだった。
だがそんな虚像の“エリーゼ”のことを徐々に怪しみだすムジナ。
ムジナからの指摘に焦った真希子はその場から離れようとするがピンヒールが折れて転倒し、鞄の中身をぶちまけてしまう。
そこには庶民的なポイントカードや、勤め先の名札が散らばっていた。
それを見て絶句するムジナ。
夢が覚めてしまった、と裸足で帰路に就く真希子。
すると近所の人たちが、御手洗家に泥棒が入ったかもしれない、という噂話をしているのが聞こえてくる。
聞き耳を立てると、皐月のジュエリーがいくつかなくなっていて近々警察に被害届を出すといった内容だった。
自宅に戻ってくると希一から声をかけられる。
大家から、家賃を払わないなら今月で出ていけと言われたと話す。
そして希一は真希子に、もうやめてよと伝えた。
真希子は全部終わりにする、と話すが…。
思い出す柚子
時は戻り、柚子とクレアはムジナのブログを見て考察していた。
ムジナのブログは3回目の更新をしており、閲覧数も増えていた。
そして読者たちも“Ｍ”の正体が御手洗真紀子だと気付き、ネット上で騒ぎ始めていた。
対応に追われているのか、杏子とは電話もメールも繋がらないままだった。
柚子はムジナの記事を読んで考え事をしていたせいか、ひどい頭痛に悩んでいた。
その考え事とは、“エリーゼ”のお金のこと。
ムジナのブログには、やたらと“エリーゼ”がお金を出していたと書かれていたが、そういう直接の出費は皐月の借り物だとまかなえないし、自腹を切っていたとしたら相当な額になると思うがどう工面していたのだろう、と。
帰宅した柚子は寒気もしてきたため、布団に入り休むことに。
12月21日もこれぐらい寒かったなあ、夢うつつにあの日の事を思い出しはじめる柚子。
12月21日、風邪をひいて寝込んだ柚子は寒くなり、毛布を出してもらうため皐月の部屋を覗き込む。
すると部屋はジュエリーやバッグなどでごったがえしていた。
いつもはキレイにしているのに…と不思議に思った柚子が見たのは、皐月ではなく真希子の姿だった。
そして以前、真二が言っていたあることも思い出す。
それは真二が小6くらいの時に真希子は借金にまみれていたが、ひどかったのは半年ほどで、ちょうど柚子たちが引っ越した後に借金は一括で返し急に普通の生活に戻ったという話だった。
全てを思い出した柚子は、はっと目を覚ます。
そして吐いて泣きながら、悔しさに顔をゆがめるのだった。
あの時にクローゼットにいたのは真希子で、あの日真希子はうちに忍び込み皐月のものを持ち出していたということ、そしてその後に家に火を放ったのだろうということに…。
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『御手洗家、炎上する』まとめ
今回は『御手洗家、炎上する』第28話のネタバレ＆最新話をお送りしました！
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