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『ラブファントム』前回（44話）のあらすじは・・・
ホテルのカフェ店員の百々子は、ホテルスタッフの長谷と同棲中。
歳上で、職場では「怪人」と呼ばれるほど優秀な長谷だけど、百々子は溺愛されまくり。
忙しい年末年始を乗り切った2人の新年は…？
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『ラブファントム』45話ネタバレ！
百々子の看病
百々子は、忙しい年末年始の勤務を終えた疲れが出たのか、熱が出て寝込んでいた。
「すみません…。自分で食べれますので～」
「いいから。まず食べないと。薬飲めなくてしんどいだろ」
長谷はおかゆを作り、食べさせ、せっせと百々子の看病に当たる。
折角お正月休みを合わせて取ってもらったのに申し訳ない、と百々子が謝ると、長谷は、
「いいって。年末年始頑張ったから、疲れが出たんだろ。休みなさいってことだよ。少し落ち着いたら病院行こうな」
と、言ったので、百々子はその言葉に甘えることにした。
しかし、ただの風邪だと思っていたが、実はインフルエンザだった。
しかも、長谷も百々子から移ってしまい、新年早々二人して寝込むことに。
インフルエンザ
百々子と長谷、揃ってインフルエンザにかかってしまった二人は、交替しながらお互いを看病し合った。
ふと、夜中に目覚めた長谷は、百々子のおでこに手を当て、熱が下がっていることを確認した。
長谷の手の感触に気付き、目が覚めてしまった百々子は、うふふ、と笑った。
「悪い…。起こしたな。気分はどうだ？」
「病気の時って…、一人だと凄く心細かったけどー、今は、慧さんがいて、ほっとして嬉しくて…」
と、微笑んだ。
長谷は、
「気持ちはわかる。けど、病で、てのがいいんだか悪いんだかな」
と、言って、二人は手をつないで再び眠りについた。
出勤停止中の二人は？
しばらくして、すっかり熱が下がった二人。
家主が倒れた家の有様はひどいもので、洗濯物やゴミで溢れていた。
「まあ、病み上がり隊です。無理せず片づけましょう～」
二人は時折休憩しながら、分担して家の片づけをこなしていく。
そして、家事がひと段落し、二人でお茶を飲んで一息ついた。
「さて…、正月休みでもあるけどー、実のところ、出勤停止でもあります」
二人は、インフルエンザ発症から1週間、感染症予防の為出勤停止になのだった。
おばあちゃんのところに行く予定も延期することにして、“いわゆる引きこもり正月”を送ることにした。
動物や感動系、ホラーのDVDを観たり、デリバリーでご飯を注文してみたり、正月らしくカードゲームをしてみたり…。
なんだかんだで楽しく、百々子と長谷は、とても穏やかな時間を過ごしていた。
そして、ついに明日からは仕事再開。
「お体の調子はどうですか？」
「おかげさまで。百々はどう？」
「おかげさまです～！高熱ってほどではないパターンだったので、よかったでした～」
「ほんとそこなー」
二人は、お互いの体調を気遣い合って、明日からの仕事に備えていた。
「二人でいると、全然休みが足りないな」
「とりあえず、もう一回インフルエンザにかかりましょうか」
「それもいいね」
と、二人は笑いあった。
今年も二人で一緒に過ごせますように
そんな思わぬ休暇を満喫した二人も、いよいよ今日から仕事再開。
「…そういえば、“一年の計は1年にあり”って言いますよね。風邪引いて寝込んで…今年1年大丈夫でしょうか…」
と、不安そうな百々子。
しかし、長谷は、
「あー、それ、“正月にしたことが、その一年に影響を及ぼす”じゃなくて、“一年の目標は正月に立てたがいいよ”てのが本来だ」
と、言った。
そして、百々子は、
「じゃあ、お正月二人でいれて嬉しかったから…。慧さんと、もっと一緒にいる！を目標にします～」
と宣言した。
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