KISS連載中!
『コミンカビヨリ』前回(第41話)のあらすじは・・・
老後が不安なアラサーイラストレーターの萌は、古民家オタクの建築士・池内くん(フランス在住)と遠恋中。
友人観の違いでケンカしていたけれど、無事仲直りできた。
一方、萌に片思いする佐村くんは、仲直りしたことを知らず、チャンス、と萌をいちご狩りに誘う。
だけど、池内さんと仲直りしたことを嬉しそうに話す萌を見て、自分の気持ちにケリをつけて…!?
『コミンカビヨリ』第42話ネタバレ
ケンカ中の萌と若
若は、正子といっしょにカフェにいた。
元気のない若に、正子は何があったのかと尋ねた。
「…このカフェで、年末に萌とケンカして…。八つ当たりだったかもしれない…。こんな女…。
そりゃ佐村さんに好きになってもらえないよね…」
若は、佐村さんに振られたことで、萌にきつく当たってしまったことを後悔していた。
「う~ん…。萌が無神経なのは間違いないけど、若の気持ち知らないんじゃ、その反応は仕方ないかも。
あの子恋愛脳じゃないから、全く気付いてなかっただろうし。でも、若の気持ちも分かるよ。
タイミングが悪かっただけだよ。2人とも悪くないと思うよー。それに、萌も、若ちゃん怒らせてへこんでると思う」
正子は、そう言って、若に、一緒に萌の家に行こうと誘った。
偶然再会した、若と矢島さん
若と正子が萌の家を訪ねると、ゴムの木を見に来ていた矢島さんと鉢合わせる。
若と矢島さんは、以前偶然会った時のことを思い出し、気まずい空気が流れた。矢島さんは、
“佐村を好きな女と、佐村が好きな女が繋がってたなんて…、世間狭っっ!!!”
と、地方都市あるあるに驚いていた。
仲直り
矢島さんがゴムの木を車に積んでいる間、萌、若、正子の3人でこたつを囲む。
少しの静寂の後、萌は若にプレゼントを差し出した。
「あ、えっとね、若ちゃんにこれ…。ごめん…。年末に無神経なこと言って…」
プレゼントには、謝罪の言葉を記したメッセージカードが添えられている。
それを見た若は、萌の無神経さに呆れつつも、
「いいよ…。私も八つ当たりだったなって思うし…。ごめんね」
と言った。
2人が仲直りした様子を見た正子は、
「みんなでいちご狩り行かない?タウン誌で見て良さげだったの」
と、提案した。
そして萌は、
「いちご狩り、こないだ行ったよー」
と言い、先日佐村さんと行ったいちご狩りの写真を見せる。
佐村さんといちご狩りに行っていたことを知った若は、
「信っっじらんない!!!なんでそういうことするわけ!?私が佐村さんに振られたこと知ってるのに」
と、激怒。
萌は、
「だ…だって、ホントは佐村さんのおばあちゃんも一緒に…3人で行くつもりだったし…。私はべつに佐村さんのことは友達としか思ってないよ?」
と、狼狽えた。
若は、佐村さんが萌のことを好きだということを、萌が知らないので、仕方ないと思いつつも、気持ちを抑えられずに、ついに言ってしまう。
「だって…、佐村さんが好きな人て、萌のことなんだよ…!」
それを聞いた萌は、
「え、ま…まさかあ!?」
と苦笑いで信じられない様子。
そこに、戻って来た矢島さんが加勢した。
「まさかじゃねーよ!!分かるだろ。佐村の態度見てたら!!1人暮らしの家に佐村呼んだり、思わせぶりなことしやがって。
彼氏と遠恋でさみしいから、佐村のこと都合よく使ってたんじゃねーの?」
あまりの言い草に、若は、
「ちょっと待って!!萌はそういう子じゃないです!!ただの無神経なだけで!!」
と、フォロー(?)した。
ようやく事態を把握した萌は、改めて若に謝罪した。
「…若ちゃん。私…、無神経なことたくさんしてしまいました。佐村さんの気持ち知らなかったとはいえ、ごめんなさい…」
池内さんに報告
その日の夜、萌は池内さんとスカイプで会話していた。
「というわけで、なんか大変な1日でしたわ…。でも、若ちゃんと仲直りできてよかったです」
萌の話を聞いた池内さんは、佐村さんが萌のことを好きなことを知り、家にあがったり2人で出掛けたりしていたことに怒っていた。
そして、若と佐村さんが上手くいかないのは、佐村さんにとって恋愛対象外だからだろう、と言った。
「い、池内さん、ひどい…!!そんなバッサリ…」
「なんで?気が合うとか合わないとか関係ないよ。その子のこと、抱きたいかどうか、それだけだよ」
飄々とそう言った池内さんに、萌は動揺しながら質問した。
「で、でしたら…、池内さん…私のこと…、そういうふうに思ってるってことですか…?」
「もちろん。思ってなかったらつきあわないよ?」
池内さんは即答した。
“でも、池内さん、私たち、そういうことはまだじゃないですか…!?”
と、萌は困惑してしまうのだった…。
『コミンカビヨリ』第43話ネタバレ
ComingSoon