縞あさと先生の『君は春に目を醒ます』はLaLa（ララ）連載中！
『君は春に目を醒ます』前回（第26話）のあらすじは・・・
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『君は春に目を醒ます』最新話のネタバレ【26話】弥太郎の告白。
縞あさと先生の『君は春に目を醒ます』はLaLa（ララ）連載中！ 『君は春に目を醒ます』前回（第25話）のあらすじは・・・ クリスマスデートを楽しんだ絃と千遥。千遥の自分への ...
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千遥にもう一度告白すると決意した絃。気になる弥太郎だが、絃は心配してくれていると思い、弥太郎の想いには気づかない。絃がいつもと違うと感じ心配した千遥に、更に想いが募る絃。早く気持ちを伝えたくて、部活が終わるまで待ってると言い、2人は一緒に帰る約束をする。
教室で千遥を待ってる間、ソワソワと落ち着かない絃。そこへ弥太郎が来て、話をするうち、弥太郎は絃に告白し…！？
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『君は春に目を醒ます』第27話のネタバレ、最新話
動揺
抑えきれなかった想いが溢れて、言葉に出た。
無言の状況に落ち着かない弥太郎に、絃は本気で言ってくれてるんだよね？と確かめ、いつからなのか聞く。
いつからと言われると…いつだろう。
小学校の時、ちょっかい出していじめてたのも、今思えば気になってたからだった。
答えは、子供の時からずっと、なんだろう。
ずっと、ずっと見てた。
絃が言いかけた言葉を、遮る。
「返事はいらない。知ってるし…ごめん」
弥太郎は立ち上がり、教室を出て行く。
教室に1人になる絃。心臓が高鳴る。
『ずっと』って…
今まで、弥太郎に助けられた事、かけてくれた言葉、それらが頭に浮かんだ。
私が千遥くんのことを話す横で、弥太郎はどんな想いだったんだろう。
気の許せる何でも話せる友達だと思ってた。
ふと、『絃って…、呼んでもいい？』と聞かれた日のことを思い出した。
“もしかして”って思った。
“そんなはずない”って打ち消した。
あの時、私、知ってて、気づかないふりしたんじゃない？
涙
理科室にいた雨村。弥太郎を気にかけていた。
準備室の方で物音がし、扉を開けると弥太郎が座り込んでいた。
弥太郎は顔を伏せたまま、絃に告白したことをポツポツと話す。
「返事いらんって逃げてきた」
その言葉に雨村は自己満はやめろって、と言う。
教室で、今から告白しに行く絃を見てたら、もう手が届かなくなるって思って、気づいたら、口に出てた。
きっと今頃困ってる。
俺はガキの頃から何も変わってない。
心のどこかで、絃の邪魔できて喜んでて、絃が幸せになろうとしてるのに喜べなくて、傷つけてでも振り向いて欲しかった。
最低だ。そういう自分が、大嫌いだ。
絃が、笑ってればいいなんて嘘だ…。
今まで抑えてきた感情と共に、弥太郎の目から涙が溢れて止まらなかった。
雨村は弥太郎の隣に座ると、呟いた。
「みんな、そんなもんだって…」
『なんでもない』
部活終わりの千遥は、ふと顧問の先生に付き合う時は同じ気持ちじゃないとダメか聞く。
驚いた先生だったが、まぁ付き合ってみないと分からないこともあるからな、と答える。傷付けたくなくて慎重になるのは分かるけど、まずは自分がどうしたいのかを考えろよ！と声をかけた。
顧問の先生は、人工冬眠に入る前からの千遥を知っている先生で、先のことなんてどうなるか分からなかった千遥が、生きてて、復学して、部活も続けてて、恋愛ごとで悩んで。
それがすごく嬉しい、と笑った。
絃のスマホにラインが届く。
『部活終わったから今から行く』と千遥から。
待ち合わせ場所で、千遥は落ち着かない様子で待っていた。
絃が来る。
黙り込み、考え込んで、絃は“ごめん”と言った。
深刻そうな雰囲気出しちゃって…ごめんね。
でも何でもない。
ほんとに、なんでもないから、忘れて？
無理に作った笑顔。
千遥は、一言「うん…わかった」とだけ言った。
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『君は春に目を醒ます』まとめ
今回は『君は春に目を醒ます』第27話のネタバレ＆最新話をお送りしました！
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