朱戸アオ先生の『インハンド』はイブニング連載中です!
『インハンド』前回(第4話)のあらすじは・・・
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『インハンド』最新話のネタバレ【4話】ペルセポネの痘
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義手の天才学者・紐倉哲とその助手・高家春馬のもとに、牧野巴から調査依頼が届いた。その内容は、天然痘を患った患者について。調査の結果、これがバイオテロであり、天然痘ではなくオルフウイルスであるということが判明した。更に調査を進めると、国立感染センター附属病院の医師・二階練介が浮上。二階は、オルフウイルスの研究者である永井清和を利用し、妻・桂子をあやめる計画を企てていたのだった。
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『インハンド』第5話のネタバレ、最新話
確保失敗
紐倉は、二階の妻・桂子の病室に防護服を着て忍び込み、二階がやって来るのを待ち構えていたのだ。
「思ったより来るのが遅かったんで、先生の論文だいたい読んじゃいましたよ。プロの思考は読みやすい。感染症専門医のあなたなら、警察の取り調べで娘のワクチンが見つかった場合、妻と娘が念のために隔離されるだろうと予想がつく。都内で隔離が可能な病院リストは、そう長くない。あんたが電話をかけてきたら網を張って待つだけだ」
高家は、二階の背後に忍び寄り、二階が手にしているスプレーを奪おうとした。しかし、揉み合いの末、二階が所持していたカッターナイフによって、高家の防護服が破られてしまう。高家が怯んだ隙に、二階は全力で走り逃走を図った。
「あーもうっ」
高家は、切り裂かれてしまった防護服を脱いだ。
「何してる。追うぞっ。諦めろっ。感染したらワクチン打ってやる」
紐倉と高家は、二階の後を追う。
確保
二階は病院内を逃走したが、行く手は塞がれており、病棟内の患者は全員避難済みだった。
どうやら、紐倉が病院に寄付をして融通してもらったらしい。
「言っただろう、網を張ってたって。あんたの妻子は他の病院に転院済みだ。諦めろ」
すると、二階はジリジリと窓際に近づき、パイプ椅子で窓ガラスを破壊した。そして、スプレーを窓の外に向け、絶叫した。
「撒くっ!!それ以上近づくと、ここからウイルスを撒くぞ!!妻がここにいようがいまいが関係ないんですよ。東京近郊の隔離設備のある病院はもう満杯です。これ以上患者が増加すれば、このアウトブレイクの封じ込めは完全に破綻する。感染が広がれば、ウイルスはいつかは妻にたどり着く。そして、免疫のある私と娘が生き残るんです」
不敵な笑みを浮かべながら理想を語る二階。しかし、紐倉は、その理想論を即座に打ち砕いた。
「残念ながら、そうはならないぞ。あんたの奥さんには永井ウイルスの抗体がある」
紐倉の話を聞いた二階は、顔面蒼白になり、にわかには信じられない様子だ。
「う…嘘だっ!!」
二階が一瞬怯んだ隙に、高家が取り押さえる。高家は、紐倉の関節をきめて取り押さえ、スプレーを奪った。絶望している二階に、紐倉は言う。
「ああ、もちろん嘘だ」
意義ある論文の撤回
二階は、警察に身柄が拘束された。一方の永井は、二階が逃走で使用した救急車に拉致されていた。永井は病院に移送され、治療を受けている。
紐倉と高家は、病院で永井と初対面を果たした。永井は、紐倉に一連の事の発端となったことを謝罪した。
「あんたが軽々しくあんな論文書くから」
高家は永井に詰め寄ったが、紐倉がそれを制する。永井は、弱々しい体とは裏腹に、芯のある強い口調で語り始めた。
「論文は撤回します。でも、軽々しくは書いていません。日本において、野生のシカはここ40年で急激に増加しました。一方で、駆除されるシカは、成獣になる前の若いシカが多く、その肉はほとんど有効利用されず、埋められたり焼却処分されたりする…。
森の中でシカに会った事がありますか?美しい動物です。昔の人が神様のお使いだと思った気持ちがよく分かる。傲慢な研究に見えるかもしれない。しかし、このまま放置すれば、シカは森と一緒に死滅します。コントロールするには、不妊ワクチンしかないんです」
永井の熱弁を聞いた紐倉は、こう言った。
「撤回するな。僕が、悪用されないように全てチェックする。だから発表しろ。僕は、不妊ワクチンには反対だ。だが、発表しなければその議論すらできなくなる。今回の遺伝子操作の手法の危険性についても周知されない」
その時、病室の扉が開き、永井の妻子がやって来た。
「わかな!!はるみ!!」
「お父さん!!」
永井は、涙を流して妻と娘を抱き寄せた。そして、静かに先程の紐倉の発言を一蹴した。
「お引き取りください」
紐倉は、やむを得ず追求を止め、その場から立ち去った。
コック志望の女性
紐倉と高家は、箱根にある紐倉研究所に戻った。紐倉は、態度を一転させて、依頼が来たバイオセキュリティ・レビューをすべて引き受けることにしたらしい。手分けして資料を呼んでいると、高家が一連の事件の中で聞きそびれていた疑問を口にした。
「…なあ、お前、天然痘のワクチン打った時何してたんだ?」
「…働いてたんだよ。アメリカ陸軍感染症医学研究所でな」
その時、研究所のチャイムが鳴った。訪れたのは、一人の女性だ。
「あのっ、コックの募集を見たんですけど。雪村潤月といいます!私、なんでも作れます!!」
『インハンド』第6話のネタバレ、最新話
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『インハンド』第6話のネタバレ&最新話!雪村、紐倉研究所を訪ねる
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