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ハレ婚。前回（175話）のあらすじは・・・
龍之介を独占したいまどかは家庭を崩壊させることを企む。ゆずの元カレ・ジョーと接触し、ゆずの子どもとのDNA鑑定を提案するが、ジョーはこれを拒否する。しかしまどかはジョーがポイ捨てした吸い殻を入手するのだった。
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ハレ婚。第176話のネタバレ、あらすじ
元気のない小春
夜に元気のない小春の部屋を訪ねる龍之介。
「どうしたのさ？お腹でも痛いの？」
「もー平気！ちょっと食べ過ぎたのかも」
小春は笑ってはいるが、強がっているのは見え見えだった。
もちろんまどかのことが原因だ。
キスをしようとする龍之介。
小春は一瞬戸惑うが、受け入れようとする。
しかし咄嗟に顔を背けてしまう。
『気持ち悪い…！』
まどかとの事を思い出すと龍之介のことを気持ち悪いと感じてしまうのだ。
『この口で…舌で…まどかと…』
もちろん今に始まったことではないが、それを考えてしまうとどうしても受け入れられない。
顔は青ざめ、吐き気までしてくる。
顔に出しすぎでしょ、と龍之介も言うほどだ。
「ごめん。ちょっと水…」
小春は龍之介を部屋に残し席を外す。
屋根の上へ
「ふぅ…」
一人になり、落ち着く小春。
「ダメだ…顔見ただけでぶん殴りそうだし
とても一緒に寝れる状況じゃないよ…」
今夜は勘弁してもらおう、と思い部屋に戻ろうとする。
ガタッ
その時突然外から音が聞こえた。
なにかと思い小春が外に出ると、龍之介が屋根にハシゴを掛けて登ろうとしていた。
「ちょーどよかった スマホで照らしてくんない」
無邪気な龍之介を小春は慌てて止めようとする。
「降りてきなって！！怪我したらどーすんの」
そんな心配をよそに龍之介は屋根の上まで行ってしまう。
「小春ちゃんも来てみなって」
小春は呆れながらも楽しげな龍之介の声に誘われ、屋根に登る。
星空と龍之介の想い
満点の星空だった。
流れ星もよく見える。
「ナントカ流星群が来てるらしーよ」
流れ星に喜ぶ小春に龍之介が説明する。
「願い事が沢山叶いますなぁー」
それを聞いた小春が切なげに問う。
「なんてお願いするの？まどかが戻ってきますように、って？」
少し考えてから龍之介は答える。
いつかみたいにまた4人で楽しく暮らせますように
麟が元気で大きくなりますように
家族が健康で穏やかに暮らせますように
ルパンにお客が来て賑わいますように
うららが幸せな結婚を出来ますように
不自由なく暮らせるように稼ぎ続けられますように
龍之介は自分のことではなく、みんなのことを願うのだった。
「僕は間違ってるんだろうか」
ぽつりと呟く龍之介。
小春にもまどかにも幸せでいてほしいのに
僕のせいで可哀想なくらい辛そうだ、と。
「でも反面嬉しいんだ… キミ達が僕のせいで
苦しんでいる姿はすごく愛しくて正直興奮する…」
「もっともっと苦しめたくなって…やめられないんだよ」
はぁ、とため息をつきながら龍之介は言う。
「僕といる限り誰も幸せになれないのかな？」
小春は考えてから、知らねーよ、と口悪く言う。
「アンタが好きでやってんでしょ！迷ってんじゃねーよ」
小春が鼓舞するように言うと、別に迷ってはないよと言う龍之介。
「不安だったからキミに聞いてほしかった、だけ」
その言葉に小春は顔を赤らめる。
「自信持てば！？あたし今幸せだし！？」
照れるのを隠す為、不機嫌そうに言う小春。
「え〜ホントにぃ〜〜〜？」
「は！？文句あんの！？」
「めっちゃ怒ってんじゃん…」
そんな小春の姿に龍之介は苦笑いするのだった。
ハレ婚。第176話の感想
龍之介の願うようにみんなが幸せになれる日は来るのでしょうか…
またまどかの動向も気になります。
少なくともまどかは龍之介と同じようにみんなで幸せに、という気持ちではいないようですから。
伊達家はどうなるのでしょうか。
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