前回のあらすじは・・・
第174話では、突然現れた牛山をみて進路を変更した関谷。
キラウシが隠れている方向とは逆に向かう。
土方はどうなるのか?といったところでした。
ゴールデンカムイ 第175話ネタバレ&あらすじ
氷の下にいる牛山を助ける門倉。
牛山が拉致監禁されていたのなら、土方さんもそこにいるかもしれないと門倉は聞く。
しかし、牛山は記憶がないという。
「あの女郎…関谷にカネで頼まれたのかな
「精力剤」と言われて何かのんだところまではおぼえてるんだが」
「チンポ頭野郎が!!」
また女郎に裏切られた、と言う牛山の服の中から
小さくて白い楕円球のものがでてきた。
これは土方さんの目撃現場にもあった白い顔…
行方不明だった牛山さんの背広からも出てくるということは…
「謎は深まった!!」
と刑事風にキメ込む門倉に
「蚕の繭(まゆ)だろそれ」
とキラウシがつっこむ。
牛山が捕まっていた場所で偶然服に入ったのかもしれない。
冬は蚕業の時期じゃないから建物には誰もいないところもある。
とキラウシが考察する。
点と点がひとつの線に結ばれた!!
カイコの糸だけにッ!!
近くに蚕業の農家はあっちと湖の反対側のあっちだ、
とキラウシが二つ正反対の場所をさす。
時間もないから手分けして関谷を捕まえるぞ!と門倉が走り出す。
蚕業の建物
門倉の着いた蚕業の建物には関谷がいた。
「関谷!!土方さんはこの中だな?いますぐ案内しろッ」
とナイフを持って詰め寄る門倉。
こっちだ と案内された先には
「種繭雌雄鑑別機(たねまゆしゆうかんべつき)」
があった。繭の重さが雌雄で違うことを利用して分別する機械だと、関谷が説明する。
ここはただの養蚕農家ではなく、「蚕種製造所」というらしい。
蚕の品種改良や卵を大量に作って養蚕農家に販売する施設で、
この建物はその工程順にわかれている。
部屋は隣の家屋と合わせて十個以上あり、そのどこかに土方歳三は埋まっている。
門倉看守部長どの あなたに試練を与えよう と関谷が語りかける。
種繭雌雄鑑別機に置いた繭に
トリカブトやフグ毒やストリキニーネ、青酸カリが致死量丸薬にして入っている。
その対角線上の繭には無毒の丸薬が入っている。
門倉が一つ選び、その対角線上の繭を関谷が飲む。
関谷が毒を引けば、土方の埋められている部屋を死ぬ前に教える。
門倉が毒を引いたら、関谷が土方を助けると約束する。
門倉が関谷の足にナイフを刺す。
「ヒジカタさんはどこにいるんだぁ!!」
「経験上 棺の空気はもう残っていない もってあと30分…」
心理戦の末に門倉は一つ繭を選び丸薬を飲む。
2人は座り込み、毒の効きを待つ。
「10分で効き出したということトリカブトだな」
約束は守れよ、と大量の汗を拭き出しながら関谷に言う門倉。
トリカブトとフグ毒
関谷が棺を掘り起こす。
土方さん申し訳ないです、と思いながら適当に手に取った丸薬2つを飲む門倉。
関谷が棺を掘り起こした瞬間、土方が勢いよく飛び出し関谷の首を絞める。
門倉が苦しみから逃れるために追加で飲んだ丸薬は、偶然にも2個ともフグ毒だった。
実はトリカブトとフグ毒のテトロドトキシンには拮抗作用があり、
互いの毒の効果を抑えあうのであった。
門倉は強運にも絶妙な量のフグ毒を追加で飲んでいた。
一方の土方歳三はフグ毒で意識が薄れる中、
フグ毒の致死量を下回るだけのトリカブトを意図的に飲んでいたのだ。
土方がナイフで関谷を切りつける。
「若い頃に薬売りをやってた経験が役立つとはな…
この時代を生き抜くには運だけでは事足りん」
あれ…なんかおさまったみたい とケロリとする門倉。
第176話につづく
ゴールデンカムイ 第176話ネタバレ&あらすじ