ギガント『GIGANT』最新話のネタバレ【32話】

奥浩哉先生のギガント『GIGANT』はビッグコミックスペリオールで連載中。

ギガント『GIGANT』前回（31話）のあらすじは・・・

通学路を歩く零。高速道路下のフェンスのある場所まで歩いていくと、あの時の場所の、あの時の人に会う。そのまま互いに確かめ合う事もなく歩き、零は満員電車に乗る。ETEでは東京民があまり減っていない事に関する不満が書かれており、ツイッターではETEと対照的に「早くパピコを釈放しろ」「ETEは閉鎖しろ」といった意見が書かれていた。

ついでにパピコのTwitterアカウントも見つけたが、なんと何もツイートしていないのに彼女には556万8946ものフォロワーがいた。と、バイブと共にスマホに緊急地震速報が表示される。グラグラと揺れは続き、そしてやがて揺れは収まる。ETEに何かあると直感した零はETEの書き込みを見ると、『破壊神3体!! 破壊神3体!! おなしゃす!!』。

電車の乗客たちが騒ぎ出し、零も外を見ると、あのロボットとも比較にならないほど巨大な、神のような巨人が3体も新宿に出現していた。テレビのアナウンスを聞きながら、零の母は誰かに電話をしていた。

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ギガント『GIGANT』第32話のネタバレ＆最新話！

進撃の巨人、新宿を闊歩

巨人の足がとうとう地に降り立ち、新宿を蹂躙する。ビルは崩れ、人々は逃げ惑う。3体の巨人はまるで庭でも歩くかのように新宿を闊歩する。どうする新宿？

巨人が歩くせいで、駅では巨大な揺れに何度も見舞われる。それに対し女子高生二人が地震か何かと言う。地震にしては少し遠いようだが、果たして何なのか。

二人の女子高生は駅の外に出てみる。そこには……にわかには信じられないが、巨大な巨人が街を破壊しながら歩く姿が。

「えっ何アレ？」

「ウッソマジ！？ また…あのETEの…」

巨人が地に足を着くたび破壊されたがれきが宙を大量に舞う。

飛んでくるがれきの雨

イマイチ危機感のなかった二人。いきなりすぎて無理もないが、流石にもう焦らずにはいられない。

「やばいやばい」「しぬ！！しぬ！！」と二人は走り出す。母の名前を呼びながら、どちらへ行けばいいか逡巡する。

人々の悲鳴などの声が色々聞こえる。その間にも揺れが…。と、黒髪の子が茶髪の子の手を掴んで走り出す。ちょうどその時、建物の天井が一部崩壊する。飛んできたがれきが天井を突き破ってきたのだ。

悲鳴を聞きながら、二人は何とか駅から脱出する。その間にもがれきは大量に降り注ぎ、彼らの走る道にも容赦なく雨あられのように落ちてくる。

そして二人は巨大な巨人の足を目前で見る。その凄まじい迫力に二人は口をあんぐり開けて驚愕の表情。その足が地に降り、ドンッと衝撃と共にがれきなどがさらに舞い上がる。

今度は巨人の手がビルを打ち、破壊。その際破片が勢いよく飛び出し、砲撃のように二人の行く道に打ち込まれていく。

がれきの清掃射撃

がれきは止まる事なく降り注ぐ。何とか喘ぎながらもこれまでの人生でもなかったと思えるくらい必死に走る。

その表情は今にもしにそうな人間がするような切羽詰まった遊びのない表情だ。耐えきれず二人はお母さんの名を言いながら「しにたくない。」と涙を流す。

「お母さーんっお母さーんっ」

「しにたくない！！ しにたくない！！」

もう二人のセリフはそれだけだ。

と、ドンッと轟音が鳴る。

黒髪の子が振り返ると、その手にあるはずの感触はなく、数メートル後ろで茶髪の子が無残にも飛んできたがれきの下敷きになっていた。

倒れて血を流しているその子を見た黒髪の子は目を見開き、流した涙が止まらなかった。

ギガント『GIGANT』第33話のネタバレ、最新話

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