『ブルーピリオド』前回(16話)のあらすじは・・・
成績優秀、世渡り上手の矢口八虎は、絵を描く楽しさにハマってしまい、東京藝大を第一志望に定める。
ついに始まった藝大の実技試験。
一次試験では、ハプニングもあったが、何とか乗り切った。
しかし、気持ちが切り替わらない八虎たち。
そこで、予備校講師の大葉が、息抜きに出かけようと言い出し…?
『ブルーピリオド』17話ネタバレ!
ほんまにキモいわ
息抜きに出かけよう
「みんな、ず~っと頑張ってるし、やっぱたまには外の空気吸わなきゃね~」
大葉は、軽くウインクをして、こう言った。
しかし、八虎たちは、二次試験まで一週間だというのにこの時期に息抜きをするという提案に疑問を呈する。
「このままダラダラ手動かすのもよくないでしょ。
毎年、一次発表までの三日間は、どうしても集中力が落ちんのよ」
大葉は、そう言って、改めて試験の説明をした。
一週間後に行われる二次試験は油彩課題。
三日間かけて一枚の油絵を仕上げる。
そして、もう一つ、二次試験はスケッチブックの提出がある。
一次試験の素絵課題は、教授一人が「イイ」と言えば合格になる。
しかし、二次試験の油彩課題は、教授二人以上の「イイ」があって初めて残る。
藝大試験の審査は、一次試験の素絵、二次試験の油彩、そしてスケッチブック、全てを見て、その受験生の表現力、作家性などを教授全員で審議する。
「まあつまり、一次以上に何を描きたいかを問うてくるわけ。
一度自分の考えを整理するために、外の刺激を受けるのもアリじゃない?」
それを聞いた話八虎たちは、
「外だ~!!」
と、外に出る決心をした。
二次試験を心配する、八虎
そうとは言っても、八虎は未だに一次試験のことを引きづっていて、身が入らないでいた。
そんな力ない八虎の様子を、橋田が心配していると、大葉が八虎を面接室に呼び出した。
八虎は、正直に、一次試験は結構よくできたと思うが、二次試験も同じ勢いで描ける気がしない、と明かした。
「素絵に比べると油絵って、圧倒的に枚数描いてないじゃないすか。
しかも、最近ずっと素絵やってたし。
俺、他の人より絵やり始めたのも遅いのに…」
と、頭をかかえる八虎。
八虎は、課題はたくさんあるが、どれから手を出していいのか分からないでいたのだった。
そんな八虎に、大葉は、
「いや~、明日の息抜き楽しみだね~!
すっげぇ楽しくて、刺激的な場所にすっからさ」
と、伝えた。
骨の美術館
息抜きの当日。
八虎は、時間通り待ち合わせ場所に到着したが、全員が揃ったのは、その30分後だった。
“美術をやるやつって、こういうやつばっかなの…?”
到着したのは、骨の博物館。美術館にでも行くのだろうと考えていた八虎は、拍子抜けするが、次第に肩の力を抜いて、展示を楽しんでいた。
そして、全員が博物館を一周したところで、大葉は、もう一周すると言う。
「一周目は「楽しむ側として」で、二周目は「絵を描く人として」…ね。
今日の課題は「取材して描きなさい」。
帰ってから、コレをもとに予備校で制作するからね」
“一周目は、みんな目玉展示ばっかり見てた。
でも二周目は、「絵」として見ると、10人が10人、面白いと思う場所が違うんだ…”
そう思っていたのに、いざ予備校に帰って描かれた絵は、みんな似た構図だった。
大葉曰く、人間は、選択肢が多いと、選ぶのが困難になるのだという。
しかし、岡田と桜庭は、他の人とは違う視点で見た絵を描いていた。
それを見て、八虎は、自分が凡人であることに落ち込む。
そして、明日はついに一次試験の発表。
大葉は、生徒達に向け語り掛ける。
「結果を求めた人に、結果が全てじゃないなんて言うつもりはないわ。
だけど、どの大学に行くとかって話じゃない。
この数カ月、君たちは自分の弱さと強さと向き合った。
そして描き続けた。
それは、結果ではなく、かならず君たちの財産になる。」
合格者は、明日予備校でいつも通り課題を行う。
いよいよ一次試験の合格発表!
一次試験合格発表当日。
大葉が待つ予備校に一番乗りで現れたのは、桑名。
桑名が自分だけかと問うと、あと二人いるという。
その時、
「おはようございます」
八虎がやってきた。
八虎、まずは一次試験突破!!!
『ブルーピリオド』18話ネタバレ!
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