月刊ヤングチャンピオン烈にて連載中!
“女子高生×バイク”で贈る、爽快ハイテンション学園コメディー
『ばくおん!!』第89話のネタバレ!
千葉を走る
千葉。
今日はバイク部メンバーの三人でツーリング! 向かう先は千葉の――……?
「お!!」
羽音が右の方面に何かを見つける。
それは海の上に立つ巨大な橋だった。
車が走っていないのが不自然だが、どうやら人だけが通れる人道橋のようだ。
その橋まで行くことを提案する羽音。
「平気平気~寄り道が気軽にできるところがオートバイのいい所でしょ!!」
しかし、それはとあるドラマの中で『若い男女がおんぶして渡ると結ばれる』という設定があり、恋人の聖地らしい。
羽音は…
「じゃあ素通りだね~」
羽音も随分分かってきたようだ。
ちなみに、千葉のもっと奥地に『ハートの形に見える洞窟』というのがあるらしい。
なぜ我々の恋バナには華がないのだろうと話していると、鏡に他のバイクが2台写る。
「後ろからバイク!!」
その2台のバイクに道を譲る。
「見た? あれカップルライダーだよ」
「おお、世にも珍しい」
カップルライダー
食事処ぱんやに寄る。すると、さっきのカップルライダーだ。
「ねぇお願~い、私のバイク駐輪場から出して」
「よしきた!!」
「これくらいでいい?」「出る方向まで向けて」「わかった」などと二人は話している。
そのカップルライダーはやがて休憩所からバイクで走り去っていく。
「よし、羽音追うぞ!!」
突如奥紗が言う。
どうやらあのカップルは絶対コケるから、その場面を見たいのだそうだ。
カップルはのこぎり山に到着する。すると、案の定女性の方が転倒した。
「ああ~やった」
「うぇ~~…痛いよお~…」という彼女の女性。
彼氏が駆け付けるが、羽音たちも一緒に介抱する。
そしてカップルに一緒に回らないか聞かれ、承諾する。
「お二人は結婚してるんですか~?」「はは…いやまだ…」などと話しながら、ロープウェイ乗り場に。
「あっ猫!!」猫がわらわら出てくる。餌を貰えると思ったのだろうか。
「おおっでか~い!!」「交通安全の守り神、百尺観音ね」色々見ていく。
「二人の写真撮ってくれる?」カップルにスマホを渡され、頼まれる。
「ああいいですよ~」
「チーズ!!」の声と共に写真を撮る。
(手がホバリングしてる!!)女性の方に回した男の手がホバリングしていた。
本当にカップルなのか怪しむ彼女たち。
一同は名所の一つである絶壁まで来ていた。
「こわーい…こりゃお股がムズムズするね…」
「ぴゃああ!!」後ろからいたずらで押されて驚く羽音。
カップルの男の方も女に同じことをしようとするが、度胸が足りずにできなかった。
女性の方の秘密
男の方がトイレに行ったので、思い切って女性の方に質問しようとする。
「聞きたいのは私たちの関係のこと…? それとも…わざわざバイクの取り回しを手伝わせたり、車体に傷がつかないようにわざと転倒する技術について?」
思わず「えっ!?」と驚く一同。
なぜそんなことをするのかと尋ねる。
女性は答える。バイクは男のロマンを体現した乗り物。
そのロマンをより引き立てるために行っていたのだ。
「男のロマンのために!!」
そう、女性ライダーは未熟さを要求されている…!!
「あんた女漢だよ…」
これからの時代は男女平等が進んでいく。
そんな中でも最後の最後までバイクは男女の差を表すものとして残るだろう。
「同じだよ…」しかし、羽音は否定する。
「男だって女性だってオートバイで感じるロマンは同じだよ!! ただちょっと女性の方が賢いだけなんだよ…!!」
羽音は彼らをあのハート型に見える聖地に案内することに。
その泉がハート型に見えるのは朝日に照らされるからだ。
では、午後過ぎなら一体どんな姿に見えるのだろうか。
「へっへ、おつかれ~。じゃ~ん!! これが今二人に必要なものでぇす!!」
二つの丸い円、その間から伸びた棒、これは…
「お二人にありないのはこれだよこれ!! 男と女性に一番大切なもの!!」
周りから笑われながらも、二人は手をつなぐ。
ハート型と言うにはあまりにもナニな形……でも思いが伝われば結果オーライ、かな♡
『ばくおん!!』第90話のネタバレ!
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