羽海野チカ先生の『3月のライオン』はヤングアニマル連載中です。
『3月のライオン』前回（159話）のあらすじは・・・
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『3月のライオン』最新話のネタバレ【159話】あづさの険しい決意
羽海野チカ先生の『3月のライオン』はヤングアニマル連載中です。 『3月のライオン』前回（158話）のあらすじは・・・ あづさは事前に零の棋譜をしっかり読み込んでおり、研究通 ...
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あづさは零との対戦に熱くなりすぎて脱衣する程まで考え込んでいた。零が逃げた方向に向かって5三桂成を差す。あづさは金の駒をガッと力強くさらに進める。これならば行けるとあづさは力強く思った……。
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『3月のライオン』第160話のネタバレ＆最新話！
あづさの勢い
あづさ（読みも研究も全て外れたが、それでも俺は作った！！俺の流れを！！）
あづさは唇を噛みながら勝利への道筋へと手を伸ばす。一方の零は――
零（――――ああ、また、この場所に来た）
今まで気の遠くなる程重ねてきた鳴りやまない雨のような駒音が一斉に消えた先に、この真っ暗な部屋がある。そしてここから先はひとかけらのヒントももうなく、全て自分の判断だけを頼りに決めて進む場所だ。
この頃この部屋に辿り着くのが段々早くなってきた気がする。その理由は、多分3つ。
1つ目は、強い相手に当たる機会が増えて来たから。2つ目は、皆が僕に対する研究を深めて来たから。
そして、最後の3つ目の理由を、どうしても認めたくない事が、僕の弱さだ……。
あづさ（よし！！行けええええええええええっっ！！！俺の成桂っっっっ！！！）
あづさは吹雪と見間違う戦局の中で、自分の戦略という列車を走らせていた。と、零が盤にスッ…と右手を伸ばす。
パシッ
零の一手
――――え！？
零が差したのは、5六歩。え？
パシャッ…
あづさはまるで自分が水面に沈んだかのような錯覚を覚えた。
あづさ（――――えっっ！？）
零は逃げたのではなかった。逃げながら撃ってきていたのだ、彼は。
やばい！！のまれた！！あづさはもがきつつ上がどっちか考える。と、あっちが光っているのを見つける。落ち着いて立て直すんだ。
6三成桂
まだだっっ！！角が逃げてくれれば
4七銀
まだまだ行けるっっっ！！！
3五銀
まだまだ！！まだだっっ！！！銀はやらん！！
4七銀
何！？6九飛だと！？あづさは考えながら思考という海の中を泳ぎ続ける。未だ水面には到達せずだが。苦しい！！息継ぎがっっ！！――が、まだまだだ！！6三金を狙え！！
4五角
何ィィッ！？4九飛成り！？無視かよ！？あづさは後少しで水面という所で零の差した飛車に阻まれてしまった。だがまだまだしぬつもりはない。
敗北の後に
6三角成
よしっっ金だっっ！！彼は金将を抱えながら、上へ上へと浮上しようとする。だが零の差した手により、あづさはその場にいながら水面の底に沈んでいった……。
感想戦の間、あづさはずっと畳をかきむしり続け、止められても自分の腕をかきむしり、それも止められた。彼は自身に激しく腹を立て、そのむせかえるようなエネルギーに、負の匂いは皆無だった。
その帰り、彼の師匠はあづさは大丈夫だと言う。自分の弱さから目を逸らすのがウサ晴らし、弱さを見つめる人間がするのが、立て直し。彼は走って帰って勉強するだろう。
零も帰宅していた。対局に集中し過ぎた後は、このまま身体が消えていくような。もうそれでも構わないような。――けれど……
零は川本家に来ていた。手を洗ってうがいをして、晩御飯にしましょ！！と言われる。
『3月のライオン』第160話のネタバレ、最新話
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『3月のライオン』まとめ
今回は『3月のライオン』第160話のネタバレ＆最新話！をお送りしました！
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